シークレットヴァウ（2021年生、母ジェントルヴァウ）

シークレットヴァウ（2021年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「秘密の誓い。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時18歳）と交配したジェントルヴァウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月12日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（2024年）

1月13日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノブノリッキーを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中8週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったオウバイトウリにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったインビンシブルパパに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月13日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヨーカイディスコを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、サフランヒーローに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったヴィクトリーロードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月10日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のルージュアズライトに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。