アドマイヤマダム（2002年生、母ファームキャット）

アドマイヤマダム（2002年2月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋奥様」。毛色は青毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したファームキャットが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

11歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、田上稔によって609万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

6月18日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

8月20日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンエムラヴに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したエアワイクリフを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

8月20日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトレンツリアードを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

9月30日、中3週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2007年）

4月7日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月23日、中7週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。