フジブラックパール（2002年生、母マチカネエルベ）

フジブラックパール（2002年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時22歳）と交配したマチカネエルベが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、地方36戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の3歳。

経歴

デビュー前

安池成実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2004年）

12月20日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は429kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3歳（2005年）

1月27日、中4週で迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、オニアシジョーに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月12日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた5戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナンプーボーイに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のデンタルライトに1馬身半の差をつけて優勝

10月12日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったヴィーナスキャットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中6週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月26日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3月15日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2-10 11（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた16戦目は、一般C291011（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C291011（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2九十（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2八九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（12戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴィーナスキャットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月12日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、さいか屋賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5歳（2007年）

4月10日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、一般C3五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3四五（浦和ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたマロンエクスプレス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったフリートブルーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月13日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァイタルトランプを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月5日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、一般C3一（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3二三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。