アルーリングライン（2004年生、母アルーリングアクト）

Alluring Line

2004.01.16

アルーリングライン（2004年1月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「魅力的な血統」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時5歳）と交配したアルーリングアクトが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション 白老ファーム 。戦績は、中央平地27戦1勝2着3回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、白老ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグによって3,360万円で落札された。

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

6月24日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月16日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、シンデレラマンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ヒシプレミアに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月11日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったバイオレットピースにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（5戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のグランプリサクセスをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、2歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた12戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村太雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月21日、連闘で迎えた16戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田村太雅騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた17戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田村太雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

11月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

12月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2008年）

1月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田村太雅騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた27戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

3月18日、中6週で迎えた28戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた29戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、兵庫の特産品特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた31戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた32戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、しゃくなげ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。