ナヴラス（2008年生、母ブルーオアシス）

ナヴラス（2008年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「サンスクリットの９（ｎａｖａ）と感情状態（ｒａｓａ）との造語」。毛色は鹿毛。種牡馬のGreen Desert（当時25歳）と交配したブルーオアシスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の新井紀子結婚記念マンダリン賞。

経歴

デビュー前

当歳のとき、天羽牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月26日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月7日、中5週で迎えた2戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月9日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジャニアリシックスに交わされて6馬身差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のキジバト特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったネバーミスザマークに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の新井紀子結婚記念マンダリン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のラヴァリーオステルに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4歳（2012年）

3月9日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた13戦目は、賢&彩矢佳結婚記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキリマンジャロに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月19日、中3週で迎えた14戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月10日、中6週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。最後は勢いを失って18着に終わった。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5歳（2013年）

1月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、D.マクドノー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。