テルノマジック（1993年生、母ロングニフティ）

テルノマジック（1993年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビーインボナンザ（当時7歳）と交配したロングニフティが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地28戦2勝2着4回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月28日、デビュー戦は宮徹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

2月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた3戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブリリアントバイオにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月27日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったレインボークイーンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月20日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエアカボッションを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月15日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた15戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 外回り晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ポップスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1997年）

1月12日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿元嘉和騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ホウザンブレーブに3/4馬身交わされて2着となった。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿元嘉和騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブランドオリンパスをアタマ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

2月15日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（8戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

5月24日、中7週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿元嘉和騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月2日、中6週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（11戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。