タンホイザー（2005年生、母スターマレイン）

タンホイザー（2005年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オペラの題名」。毛色は青毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したスターマレインが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地23戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月20日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3歳（2008年）

2月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したマイネルピリアーにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月29日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のナミダガキラリに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月9日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月13日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったエーケーサンライズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月25日、中1週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の安城特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の筑前特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた17戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のベルフリーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

11月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた18戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5歳（2010年）

1月31日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の千種特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた21戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。