アサクサキーマン（1996年生、母トリプルワウ）

Asakusa Keyman

1996.03.30

アサクサキーマン（1996年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のGone West（当時12歳）と交配したトリプルワウが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の山陽特別(900万下 ハンデ)。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

10月24日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は486kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップキャロルに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（1999年）

1月16日、中4週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のマヤノトライミーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月25日、中7週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に敗れた。

10月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（2000年）

2月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の房総特別（中山芝1600m 外回り 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のボナンザホームランに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月24日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイアイハリケーンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて久々の一戦を制した。

10月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のアイルランドトロフィー（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーワラノビアにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。