シークレットロマン（1999年生、母ブラックリバー）

シークレットロマン（1999年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「秘密のロマン」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時7歳）と交配したブラックリバーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）大橋牧場。戦績は、地方33戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2002年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大橋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、大橋牧場から「八戸市場サラブレッド2歳」に上場され、月村泰男によって525万円で落札された。

森始厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2002年）

5月8日、デビュー戦は石井勝男騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた3戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダンサーメグに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中5週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したポリッシュチャンスに半馬身届かず2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファゼリオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のダリア特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦の葉牡丹特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2003年）

1月24日、中7週で迎えた11戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2六ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた12戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2四ア（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したカネツストーリーを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

3月25日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のホクトプリウスに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラエガオにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタルマエホープを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた17戦目は、一般C2一ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた18戦目は、寒露特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた20戦目は、いわし雲特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴウケンに半馬身届かず2着に敗北した。

12月8日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2004年）

1月16日、中5週で迎えた22戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったコアレスホームに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中9週で迎えた23戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C2二ア（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のエウロパコトブキを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

6歳（2005年）

1月3日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したディープシャドーにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月22日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の一般C2四以下（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシェイクテイルをアタマ差振り切って5勝目を獲得した。

3月16日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウシンティターンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月22日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月22日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた32戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた33戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本多正賢騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。