メイリリー（1986年生、母タマコウギヨク）

メイリリー（1986年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のスマノダイドウ（当時16歳）と交配したタマコウギヨクが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石橋本牧場。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松田由太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

9月18日、デビュー戦は松田幸春騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、アカネユーホーに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田幸春騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイトウギャルに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1989年）

3月25日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1000m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた4戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1700m 雨/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

4月29日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1200m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。