ロングオーヒ（1985年生、母シルバーメント）

ロングオーヒ（1985年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフイリツプオブスペイン（当時16歳）と交配したシルバーメントが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マルショウ牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回、地方9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月26日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったマイティーコマンドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったキョウワホダカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

9月17日、中8週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で南井克巳騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のエリモシンボルに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた9戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

4歳（1989年）

3月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

7月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーゴンシヤトルから2馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた14戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた16戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた18戦目は、三井孝博騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は笠田敏勝騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1990年）

1月21日、中3週で迎えた20戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は三井孝博騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた21戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/稍重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。