テンビーアスカ（2000年生、母ヤマノダイヤモンド）

テンビーアスカ（2000年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名＋飛鳥」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテンビー（当時10歳）と交配したヤマノダイヤモンドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）正和山本牧場。戦績は、地方35戦2勝2着4回。2003年の九州ダービー栄城賞(地方重賞)で3着に入った他、2003年の花吹雪賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、正和山本牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

中村光春厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

4月11日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったペガサスホープから2馬身半差の2着となった。

4月18日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジI（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムオーグローリから2馬身半差の2着となった。

6月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のパープルスキーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月15日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

10月6日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカズノキングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月2日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2003年）

1月26日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた16戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた18戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月28日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月16日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ザオリオンスターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（12戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキママムスメを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で迎えた23戦目は、3歳戦のりんどう特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた24戦目は、3歳地方重賞の九州菊花賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（14戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた25戦目は、初霜特設（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は原口義史騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（15戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2004年）

1月3日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原口義史騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた28戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（16戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（17戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（18戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

3月28日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた32戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（19戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原口義史騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた35戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。