ジャムシード（1989年生、母スイートジエーン）

ジャムシード（1989年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時8歳）と交配したスイートジエーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回、中央障害1戦0勝、海外10戦4勝。1994年のダイヤモンドステークス(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

3歳（1992年）

4月4日、3頭立てのレースに臨んだ。1着となった。

4月19日、3頭立てのレースに臨んだ。3着に敗れた。

5月5日、T.ジャルネ騎手を鞍上に迎えて、3頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のBalinorsitをクビ差制して2勝目を手に入れた。

6月7日、G1のジョッケクルブ賞（フランス・シャンティイ芝2400m）に出走。G1級競走への出走は初となった。17頭立ての15番ゲートからスタート。14着に敗れた。

6月22日、8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月2日、鞍上はT.ジャルネ騎手（1戦1勝）。3頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のRussian Courageに半馬身の差をつけて3勝目を収める

8月25日、鞍上は2戦連続でT.ジャルネ騎手（2戦2勝）。4頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のBikasaiteに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月3日、鞍上は3戦連続でT.ジャルネ騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番ゲートからスタート。最後は、勝ったDadarissimeから1馬身半差の2着に敗北した。

10月25日、G1のロワイヤルオーク賞（フランス・ロンシャン芝3100m）に出走。鞍上は4戦連続でT.ジャルネ騎手（4戦3勝）。12頭立てのレースに臨んだ。9着に敗れた。

4歳（1993年）

4月25日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のリアルピステを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

8月1日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のUHB賞（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のパワフルボーイを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

8月22日、中2週で迎えた15戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/不良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5歳（1994年）

1月9日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、万葉ステークス（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた17戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったセンゴクシルバーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月20日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したシャンソニエールを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた20戦目は、難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカシノエタニティを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月9日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、G2の京都大賞典（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月19日、中5週で迎えた23戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6歳（1995年）

1月5日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田原成貴騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた27戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、仁川ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた28戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。