ラルプデュエズ（2010年生、母ビーポジティブ）

ラルプデュエズ（2010年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ツールドフランスで有名な峠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時12歳）と交配したビーポジティブが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地30戦1勝2着4回、地方5戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の呼子特別(500万下)。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月7日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2013年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月16日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

6月30日、中2週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったサンライズウェイにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月14日、中7週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

4歳（2014年）

1月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオンワードフロイデに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンネクストに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったナオミノエガオに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノジュークを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月19日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノジュークを自慢の末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

5月25日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

12月27日、中7週で迎えた17戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたファシーノ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたトーセンデューク決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月8日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のインプレショニストに3馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

3月28日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

4月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、伸びてきたゴッドフロアー決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6歳（2016年）

1月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

2月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月17日、中6週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた30戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

8月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

7歳（2017年）

4月22日、約8か月の休養明けで迎えた32戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月11日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた34戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた35戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。