フジノシノプシス（2002年生、母ガラダンサント）

フジノシノプシス（2002年3月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋大意」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時15歳）と交配したガラダンサントが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、地方17戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月24日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

3歳（2005年）

1月9日、中2週で迎えた4戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったダイヤモンドプラドに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったフジノハゴロモに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアイティパレスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、奥飛騨特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

10月30日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

12月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

4歳（2006年）

1月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月12日、中4週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

3月18日、連闘で迎えた16戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた19戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

8月5日、中8週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた23戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、りんどう特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月9日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、きんもくせい特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた25戦目は、胡蝶蘭特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡崎準騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、福山・高知サラ交流特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡崎準騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、シンビジューム特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡崎準騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2007年）

1月20日、中4週で迎えた28戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の椿賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で﨏畑雄一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた30戦目は、きんせんか特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で﨏畑雄一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた31戦目は、チューリップ特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で﨏畑雄一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、桜鯛特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で﨏畑雄一郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた33戦目は、日刊スポーツ賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で﨏畑雄一郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた34戦目は、若葉特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で﨏畑雄一郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた35戦目は、かきつばた特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で﨏畑雄一郎騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた36戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、くちなし特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた37戦目は、しらゆり賞（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月28日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた38戦目は、はまなす特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。