ミリオンゴッド（2014年生、母サクラストーリー）
Million God
2014.03.25
ミリオンゴッド（2014年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時18歳）と交配したサクラストーリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。主な勝ち鞍は2016年の新生特別。
経歴
デビュー前
1歳のとき、西川富岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田諭志によって108万円で落札された。
小久保智厩舎（浦和）へ入厩。
2歳（2016年）
4月28日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 雨/重）に出走。馬体重は428kg。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサヴァアルジャンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
5月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、非常に速いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。
6月30日、中5週で迎えた3戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、サヴァアルジャンに交わされて4馬身差の2着となった。
7月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の新生特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハヤブサプリンスを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。
8月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。
9月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。
3歳（2017年）
2月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。
2月27日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。
3月15日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた9戦目は、3歳戦の桃の花賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。
3月28日、中1週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。
4月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のさくら賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。