メイショウサリマン（2008年生、母メイショウヒダカ）

メイショウサリマン（2008年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋『ハウルの動く城』の原作に登場するハウルの師匠名」。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウオウドウ（当時13歳）と交配したメイショウヒダカが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田明仁。戦績は、中央平地35戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月12日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3歳（2011年）

1月9日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノパイレーツを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた6戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したモズハリケーンに半馬身届かず2着に敗北した。

10月30日、中3週で迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴッドフローラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

11月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の相川特別（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

11月26日、連闘で迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の田川特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2012年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

7月28日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったイッシンドウタイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5歳（2013年）

1月14日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

2月3日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月24日、中2週で迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたローレルクラウド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクシンに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月11日、約5か月の休養明けで迎えた26戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6歳（2014年）

9月13日、約13か月半の休み明けで迎えた27戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた28戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の蹴上特別（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（10戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

7歳（2015年）

2月7日、中9週で迎えた30戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた31戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月24日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の八王子特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

10月18日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京ダート2100m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。