ブラドック（2010年生、母マルカサファイヤ）

ブラドック（2010年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ボクシングチャンピオン名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時9歳）と交配したマルカサファイヤが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、びらとり牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月16日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月15日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月22日、中9週で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

8月18日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケージートパーズに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のラガーポップスターに1馬身半の差をつけて制した。

4歳（2014年）

1月15日、中2週で迎えた17戦目は、おうばい賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた19戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、じんちょうげ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、すみれ賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月2日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったフロレントに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサクライーグルに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月26日、中1週で迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた28戦目は、11月3日JBC盛岡開催記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた29戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

11月7日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。