タガノデュード（2021年生、母タガノミューチャン）

タガノデュード（2021年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+彼」。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマカツエース（当時9歳）と交配したタガノミューチャンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2023年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月16日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったミラキュラスドラマに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月29日、中4週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のガロンヌに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月17日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（6戦1勝）。17頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（2024年）

2月10日、中7週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスのこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川吉洋騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラスのフローラルウォーク賞（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川吉洋騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で古川吉洋騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で古川吉洋騎手（10戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で古川吉洋騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

8月11日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

8月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの揖斐川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月16日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。