アイティコスモス（2010年生、母ビビディバビディブ）

アイティコスモス（2010年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋秋桜」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したビビディバビディブが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は貞広賢治。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方19戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、貞広賢治から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、一ノ瀬恭によって315万円で落札された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月13日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は418kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったアルマドラーゴにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

7月27日、連闘で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月24日、中4週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた12戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、秋風スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、快足賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた14戦目は、野菊賞（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月29日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた16戦目は、（公社）栃木県畜産協会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月2日、中0週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4歳（2014年）

1月2日、中3週で迎えた18戦目は、激走賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

1月7日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、鴻巣市観光協会賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のゆきやなぎ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月19日、中6週で迎えた22戦目は、春疾風賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた23戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（11戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（12戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた28戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた29戦目は、ヒスイ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた30戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。