ニッシンフクマル（1996年生、母ピラトーローザ）

ニッシンフクマル（1996年6月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時4歳）と交配したピラトーローザが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北龍牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年のチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北龍牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

山下清春厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1998年）

8月29日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッションハイツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、コンコルドに半馬身交わされて2着となった。

10月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。