セイカヴォーグ（2016年生、母セイカイリス）

セイカヴォーグ（2016年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋船を漕ぐ、人気がある（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時9歳）と交配したセイカイリスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はシンユウフアーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C5。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月27日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

12月16日、中6週で迎えた2戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた3戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のノースポール賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3歳（2019年）

3月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモンドエールに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月10日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた12戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー1（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー36（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー44（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の令和元年祐介・彩花結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原良一騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた19戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月27日、中1週で迎えた21戦目は、宇連川特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた22戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、伸びてきたクリーンガーベラ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月20日、連闘で迎えた23戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、武田雅史生誕34周年記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のモズアンジェラに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月12日、中1週で迎えた27戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた28戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラインアポロンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月13日、中1週で迎えた29戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、片浜十三里特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月9日、中1週で迎えた31戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた32戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったホットスタンプに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた33戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた34戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のカリマンタンをハナ差振り切って4勝目を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた35戦目は、水無月特別（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた36戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったタニセンボーラに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた37戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた38戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（11戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた39戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は藤原良一騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた40戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた41戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月3日、中1週で迎えた42戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（12戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。