オンフルール（2006年生、母クイーンリザーブ）

オンフルール（2006年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランスの町の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したクイーンリザーブが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2(牝)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

3歳（2009年）

4月19日、約10か月の休養明けで迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はブラストヘッドと並んで2着同着となった。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2010年）

7月8日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスガノオペラに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカイラブハーバーに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月28日、中4週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

12月19日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の甘木特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月8日、中9週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。