オーケーキャンティ（2019年生、母チシャーキャット）

オーケーキャンティ（2019年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名(馬主イニシャル)+好きなワインより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパドトロワ（当時12歳）と交配したチシャーキャットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は三好牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C26。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた2戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた4戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた6戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた8戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝結婚あいちゃん記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、トゥーナバンバンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（2023年）

2月6日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマキバジョオーをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、梅花特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴールデンベリルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、山本春輝誕生記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオメガローズヒルに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4月17日、中3週で迎えた14戦目は、八重桜特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったムーランノワールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中0週で迎えた15戦目は、長春花賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったベルマリオンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、グレアファンタスに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したゴールデンベリルにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユーセイブラッキーに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。