スプリングテンダー（2004年生、母アドマイヤジェンヌ）

スプリングテンダー（2004年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋優しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時16歳）と交配したアドマイヤジェンヌが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方4戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の岐南町徳田ねぎ賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、的場牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。7歳のとき、加藤春夫から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、大浦牧場によって10.5万円で落札された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月19日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は402kg。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月1日、中5週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月2日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月11日、中5週で迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の岐南町徳田ねぎ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスパークチェリーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中3週で迎えた5戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のシャドウブーケに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月28日、中2週で迎えた6戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、エイシンイッカクに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月1日、中4週で迎えた7戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のロードコネクトに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた8戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。