スプリームスー（2003年生、母オード）

スプリームスー（2003年3月30日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「至上のスー（愛称）」。毛色は栗毛。種牡馬のスピニングワールド（当時10歳）と交配したオードが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝、地方5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の西脇壮洛 1歳記念(一般C19)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月15日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月7日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

9月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月13日、中7週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート800m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンファインを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた8戦目は、西脇壮洛 1歳記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョウコマチに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月25日、中2週で迎えた9戦目は、端月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ローテローゼにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月14日、中3週で迎えた11戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。