モールドマラカス（1997年生、母モールドローラー）

モールドマラカス（1997年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のホワイトストーン（当時10歳）と交配したモールドローラーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地21戦2勝、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の松川浦特別(500万下)。

経歴

デビュー前

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月4日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3歳（2000年）

2月12日、中7週で迎えた3戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた8戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイスズオッジをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた14戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラッキーヒーローをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の渡利特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（5戦2勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の節分賞（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（6戦2勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

9月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg減らして迎えた22戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた23戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた24戦目は、一般B（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2002年）

1月3日、中5週で迎えた26戦目は、矢菅清志騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。