ファイナルファイト（2005年生、母サツキムスメ）

ファイナルファイト（2005年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最後の戦い」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時10歳）と交配したサツキムスメが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着4回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月27日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったドキャーレに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアクアブルーマーチを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

1月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

1月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

5月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったメラトニンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るギンザマスタングを豪脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月6日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したニシノオニテツマルに半馬身届かず2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

8月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた14戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4歳（2009年）

4月19日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた16戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた17戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた18戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。