ハクサンエルモ（2012年生、母オークヒルズ）

ハクサンエルモ（2012年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋美しい（Ｈｅｒｍｏｓｏ）（西）より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したオークヒルズが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地5戦1勝、地方23戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月24日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3歳（2015年）

1月31日、中9週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月29日、中7週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るイッツマインを鮮烈な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

12月9日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4歳（2016年）

1月4日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた8戦目は、ロウバイ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた9戦目は、越生野梅賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月15日、中0週で迎えた10戦目は、猫柳賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた11戦目は、椿賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた13戦目は、伊勢海老賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、金目鯛賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた15戦目は、行田「古代蓮」賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（9戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月6日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎駿騎手（10戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた17戦目は、カラオケりえちゃん長年のご愛顧感謝賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で石崎駿騎手（11戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマラニーノに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月8日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で石崎駿騎手（12戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るカスタネットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて3勝目をマークした。

5歳（2017年）

3月17日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で石崎駿騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で石崎駿騎手（14戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

6月21日、中9週で迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、パール賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（15戦2勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャインメルシーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（16戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月28日、中6週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（17戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた25戦目は、七里川渓谷賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（18戦3勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（19戦3勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

6歳（2018年）

1月16日、中5週で迎えた27戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。