キラキラボシ（2003年生、母コウマンサウンド）

キラキラボシ（2003年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「モーツァルト作曲『きらきら星変奏曲』より。父名と母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したコウマンサウンドが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊郷牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方13戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般C13(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、豊郷牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

10月1日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月29日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C24（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた3戦目は、一般C25（荒尾ダート950m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のブリリアントランに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

2月14日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C21（荒尾ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた5戦目は、一般C22（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトシイチダンディーに4馬身の差をつけて優勝

9月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

9月29日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

5歳（2008年）

3月29日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた11戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

8月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

9月28日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた14戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったカワキタフウジンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティーエスビギンズに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月25日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の一般C18（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のウォーカウェイをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

12月24日、中3週で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉秀騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

6歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹田吉秀騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹田吉秀騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキセキノカチを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で竹田吉秀騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月4日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹田吉秀騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウイングカホーに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月20日、中1週で迎えた22戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で竹田吉秀騎手（8戦4勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。