プットオンザリッツ（2008年生、母ビューティスカット）

プットオンザリッツ（2008年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「踊るリッツの夜（Ｐｕｔｔｉｎ’　ｏｎ　ｔｈｅ　Ｒｉｔｚ）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時12歳）と交配したビューティスカットが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）坂本牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、坂本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、諸江幸祐によって682.5万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月24日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2011年）

2月12日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雪/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4月10日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

5月29日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったオールドアメリカンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサトノヴィクトリアをハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月6日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4歳（2012年）

3月17日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月16日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。