ナナヨーウインド（2004年生、母ナナヨーウイング）

ナナヨーウインド（2004年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋風。風のように速く」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時16歳）と交配したナナヨーウイングが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方28戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の落花生特別。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

2月17日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の神鍋山特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月8日、中4週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月22日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の落花生特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキエヌルキアに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマイネルシーワに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた12戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、シンフォニー賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4歳（2008年）

1月9日、中2週で迎えた13戦目は、七草特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、葉牡丹特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったホウコウフジに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1五（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1六 C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた17戦目は、駿麗スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた19戦目は、楽天ブックス賞（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた23戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、ニューウエーブ大崎特設（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリプジョーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月24日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、俵山カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた25戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた26戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、神楽酒造芋焼酎天孫降臨杯（荒尾ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2009年）

1月21日、中9週で迎えた27戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、一般C1 2（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松島慧騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた29戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた31戦目は、薫風特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松島慧騎手（2戦1勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松島慧騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松島慧騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた34戦目は、不知火賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松島慧騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松島慧騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。