サーリアル（2013年生、母ディアボレッサ）

サーリアル（2013年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シュールな」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時16歳）と交配したディアボレッサが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方20戦5勝2着8回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、秀によって820.8万円で落札された。

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

6月25日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月27日、中8週で迎えた2戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた3戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のシンボリテレサに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ヴィグラスムーヴに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

11月6日、連闘で迎えた6戦目は、岩泉町復興応援（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシャイニーレディに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヤマニンスワンキーに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月15日、中2週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のアスターヴィガーを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2017年）

1月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、アベニンバードにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月24日、中2週で迎えた10戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウトヅガワに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴァンドデセールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウインフラクタルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、マジカルウインドに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたマジカルウインド決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月14日、中2週で迎えた18戦目は、ブルーローズ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、アベニンバードに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったキョウトブッサに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月22日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5歳（2018年）

4月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。