ペリエール（2020年生、母ソフトライム）

ペリエール（2020年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの地名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したソフトライムが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。2022年の全日本2歳優駿(Jpn1)で3着に入った他、2023年のユニコーンステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、長谷川祐司によって1,100万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユティタムに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスクーバーに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月14日、中4週で迎えた3戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2023年）

2月19日、中9週で迎えた4戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゼットリアンに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月18日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンライズジークに3馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を勝ち取った。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた7戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4歳（2024年）

2月29日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、Jpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月20日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したユティタムにアタマ差届かず2着に惜敗した。