フィールオブフリー（2002年生、母トミノラブラドール）

フィールオブフリー（2002年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「解放感。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロニアルアッフェアー（当時12歳）と交配したトミノラブラドールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地6戦0勝、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳B6。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,050万円（5.25万×200口）で一口馬主が募集された。

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月26日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた2戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

9月18日、中5週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサプライズアゲンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモラップランドに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。