アジュディビルダー（2003年生、母タフィタアンドチュール）

アジュディビルダー（2003年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したタフィタアンドチュールが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は惣田英幸。戦績は、地方13戦3勝2着4回。2005年の鎌倉記念(地方重賞)で2着に入った他、2005年の’05ゴールドジュニアーで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、惣田英幸から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、惣田英幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、アーリーカンパニーによって1,386万円で落札された。

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

8月21日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は477kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラヴリージョウに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの’05ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、カネショウマリノスに半馬身交わされて2着となった。

3歳（2006年）

1月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月17日、中6週で迎えた5戦目は、3歳戦の駿風スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

8月8日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、大磯特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

4歳（2007年）

5月3日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた8戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったアルファスターを半馬身捉え切れず2着となった。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロイヤルスティールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中3週で迎えた10戦目は、内外タイムス賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアメージングローズを3/4馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

8月9日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ジェットコマチにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月21日、中1週で迎えた12戦目は、スターペリドット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るビーアヘッドを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

10月12日、中6週で迎えた13戦目は、爽秋特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に敗れた。