ニホンピロスティラ（2007年生、母スマイリングカット）

ニホンピロスティラ（2007年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋描く（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時17歳）と交配したスマイリングカットが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方39戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高橋幸男から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、高橋幸男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小林百太郎によって262.5万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月19日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3歳（2010年）

6月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

8月19日、中5週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた6戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた9戦目は、池本徳子騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1130m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池本徳子騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池本徳子騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトップクライムに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（福山ダート1130m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池本徳子騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた13戦目は、3歳戦の「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で池本徳子騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2011年）

1月3日、連闘で迎えた14戦目は、4歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で池本徳子騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で池本徳子騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた16戦目は、福山・高知連携宇治島シリーズ二戦（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で池本徳子騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月5日、中1週で迎えた17戦目は、福山・高知連携宇治島シリーズ八戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で池本徳子騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた18戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携龍馬シリーズ二戦（福山ダート1250m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた19戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた20戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野田誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた21戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた24戦目は、がんばれ岩手競馬特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキョウワルシエルに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 雨/重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

6月11日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハピネスミユキに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月19日、連闘で迎えた28戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-7（高知ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノラプソディーに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月3日、中1週で迎えた33戦目は、大月柏島大堂海岸特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月9日、連闘で迎えた34戦目は、岩林理沙誕生日特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は石本純也騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマスターウィルに4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

9月16日、連闘で迎えた35戦目は、土佐の日曜市特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（5戦2勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、最後はリワードレブロンと並んで3着同着となった。

9月24日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた37戦目は、梼原千枚田特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したギャンブルレーサーにクビ差届かず2着となった。

10月23日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた38戦目は、一般C2ハ C3ニ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（8戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（9戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（6戦2勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた42戦目は、一般C2ハ（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。