フリーエージェント（1998年生、母フリースピリット）

フリーエージェント（1998年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したフリースピリットが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中前牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2001年のツインアタック特別。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月6日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったショウナンバーキンにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジロリムリックを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4歳（2002年）

7月13日、約11か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた9戦目は、ファビュラスサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。