フラッシングジェム（2016年生、母ロマンシングジェム）

フラッシングジェム（2016年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「きらめく宝石」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したロマンシングジェムが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月13日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトアクトレスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月3日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキングスバレイに1馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

10月6日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのノエル賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4歳（2020年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月26日、中6週で迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの苗場特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月19日、中9週で迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中2週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったエコロドリームに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの初茜賞（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月21日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート2400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの印西特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

7月31日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月18日、中6週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの松戸特別（中山ダート2400m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。