セレーノカント（2003年生、母アヤノフェロー）

セレーノカント（2003年2月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「晴れやかな歌（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のハイライズ（当時8歳）と交配したアヤノフェローが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月16日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったディープアイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンレイキングに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月26日、連闘で迎えた9戦目は、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に終わった。

4歳（2007年）

2月17日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

3月31日、中5週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2008年）

7月5日、約14か月半の休み明けで迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

8月23日、中6週で迎えた14戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月27日、中6週で迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。