キリシマトリオ（2009年生、母ミレニアムクイーン）

キリシマトリオ（2009年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「霧島出身の３人組」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウインラディウス（当時11歳）と交配したミレニアムクイーンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石久夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西村新一郎によって210万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月4日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダンツフォワードに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

3歳（2012年）

1月28日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたニシノスタイル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のケイアイユニコーンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

4月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

10月28日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月2日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

4歳（2013年）

8月24日、約8か月の休養明けで迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

5歳（2014年）

3月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた20戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月22日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。