ハッピーパウダー（2012年生、母ルミナスハッピー）

ハッピーパウダー（2012年1月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋パウダー」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時14歳）と交配したルミナスハッピーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方25戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、KSSTABLEによって3,465万円で落札された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3歳（2015年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

7月4日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のもみの木特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2016年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったキョウワドリームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月18日、中4週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、一般C2十六 C3一（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月20日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、一般C2十四 C3一（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったジェイケイウィークに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るインペカブルを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2017年）

3月9日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（11戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（12戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したジェイケイウィークを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中3週で迎えた21戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（13戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（14戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

7月14日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6歳（2018年）

2月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg戻して迎えた25戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（15戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3五六七（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（16戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアマラントスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月29日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（17戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（18戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフォーエバースカイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3七八九（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（19戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のバブルトップをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

5月25日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（20戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったマルヨジョージアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（21戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月31日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、一般C3三四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（22戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメガミノキセキを半馬身振り切って久々の一戦を制した。

11月16日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（23戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（24戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた35戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ノエル賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリックブライアンを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

7歳（2019年）

1月24日、中3週で迎えた36戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3六七（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。