ジンミスカオリ（1994年生、母サクラアンジェリカ）

ジンミスカオリ（1994年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリエイター（当時8歳）と交配したサクラアンジェリカが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着4回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

10月12日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（1997年）

1月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた7戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

3月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で細江純子騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったカーレッジに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永昌博騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

4月20日、中4週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（6戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったサードサンスリルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（9戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトウカイテネシーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエスジーブリーズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（13戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したダンツガーネットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（14戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（15戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（16戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月14日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（17戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

4歳（1998年）

1月10日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（18戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

1月24日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（19戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で松永昌博騎手（20戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で松永昌博騎手（21戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で松永昌博騎手（22戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5月27日、中7週で迎えた30戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、けやき特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた31戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、卯の花特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた32戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、カンナ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月27日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた33戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。