ヤマニンアドホック（2021年生、母ヤマニンアドーレ）

ヤマニンアドホック（2021年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+特別の(ラテン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時12歳）と交配したヤマニンアドーレが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。2024年のラジオNIKKEI賞(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

辻哲英厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月22日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月9日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグラウンドビートに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2024年）

3月9日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったヘデントールにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月13日、中4週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの山藤賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のショーマンフリートに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。