クリムゾンシップ（2007年生、母クリキャノン）

クリムゾンシップ（2007年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「姉名より＋父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したクリキャノンが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月14日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のピノブランに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月29日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい最後はディアコトミと並んで11着同着となった。

10月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

11月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

5歳（2012年）

2月5日、約13か月半の休み明けで迎えた8戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた9戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ花見月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月19日、中6週で迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。