ビワグッドラック（1995年生、母マラブー）

ビワグッドラック（1995年6月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したマラブーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回。1998年のローズステークス(牝G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

3月29日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウエスタンジュンコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月18日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルナチュラルを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のナイトシーカーに1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したファレノプシスにクビ差届かず2着となった。

10月25日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（5戦2勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4歳（1999年）

1月6日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

1月30日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた12戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。