ワッグルダンス（2011年生、母フライングメリッサ）

ワッグルダンス（2011年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ミツバチが８の字に飛び回る行動。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時13歳）と交配したフライングメリッサが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の一般C3四五。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月26日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月23日、中7週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

9月2日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月20日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月1日、中9週で迎えた5戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のカンツバキ賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月16日、中3週で迎えた7戦目は、一般C3二三ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したグランバレーヌにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月13日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月19日、中8週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた12戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた15戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリックブライアンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月21日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月9日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中力騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2十四十五十六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5歳（2016年）

1月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、一般C3五六（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

1月28日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg戻して迎えた24戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったリーガルエアにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月4日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のバギーに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

5月27日、中2週で迎えた26戦目は、勝呂有順さん感謝記念（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた27戦目は、馬に乗って気分爽快!!クレイン千葉杯（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（11戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた28戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。