シンボリディスコ（2010年生、母スイートアマリリス）

シンボリディスコ（2010年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ダンスの一種より」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時11歳）と交配したスイートアマリリスが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着6回。2015年のアイビスサマーダッシュ(G3)で2着に入った他、2017年の韋駄天ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月27日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクロムレックをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2013年）

2月16日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

8月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したレディオスソープにクビ差届かず2着となった。

4歳（2014年）

5月3日、約9か月の休み明けで迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

6月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマイルシャワーに半馬身届かず2着となった。

7月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のダイワソフィーに1馬身1/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したフギンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月20日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月2日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

5歳（2015年）

4月11日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のウエスタンユーノーを3/4馬身振り切って久しぶりの実戦を物にした。

5月2日、中2週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったネロから2馬身半差の2着となった。

7月4日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月2日、中3週で迎えた17戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルカントから2馬身差の2着となった。

8月30日、中3週で迎えた18戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（9戦1勝）。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

10月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は伴啓太騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

12月12日、中7週で迎えた20戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（10戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6歳（2016年）

1月16日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月30日、約9か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

7歳（2017年）

1月7日、中9週で迎えた23戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた24戦目は、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5月21日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。最後は、勝ったフィドゥーシアから1馬身半差の2着となった。

7月30日、中9週で迎えた26戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は伴啓太騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。15着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

10月29日、中9週で迎えた28戦目は、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

12月3日、中4週で迎えた29戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

8歳（2018年）

5月20日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。