オブリガーダミノル（2018年生、母ダイワジェラート）

オブリガーダミノル（2018年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ありがとう(ポルトガル語)+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したダイワジェラートが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C2十三。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

4月3日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

11月13日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

12月7日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた4戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラニカイブルーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2九（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したサトルアプローチにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2022年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ヴェルナーに半馬身交わされて2着となった。

3月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月5日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば秋まつりまであと3日（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサノケンに9馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

10月19日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた10戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、星月夜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた11戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川慎騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のポストモダンに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2023年）

4月8日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた13戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

2023年4月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。