イオラナ（2016年生、母ラパヌイ）
Iorana
2016.02.13
イオラナ（2016年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「こんにちは（ラパヌイ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時11歳）と交配したラパヌイが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は千葉飯田牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳。
経歴
デビュー前
荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。
3歳（2019年）
4月8日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は501kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて突き抜け、最後は2着のバローロフレイバーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。
4月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。
7月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳戦のアメリカンホビー賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く粘り込んで、最後は2着のブラックアバンティに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。
8月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモンゲージョーカーに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。
9月17日、中2週で迎えた5戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、東京モノレール開業55周年記念賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。
10月1日、中1週で迎えた6戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマクジラをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。
10月18日、中1週で迎えた7戦目は、白秋賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。
4歳（2020年）
4月12日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。
2020年4月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
8歳（2024年）
1月15日、約46か月の休養明けで迎えた9戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。
2月19日、中4週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
3月25日、中4週で迎えた11戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、一般C3八（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のユウユウリアンに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
5月27日、中8週で迎えた12戦目は、一般C3三（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のスクリームイーグルをクビ差振り切って6勝目をマークした。